憧れにかたちはないのだ。不都合なパースの真実

Blueprint 三井ホームのヨジツ
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こんにちは、三井ホームで40坪2Fリビングの家を建てたワガハイです。

今回は注文住宅で必ず出てくる「パース」のヨジツについて書いてゆきたいと思います。

予実(ヨジツ)とは、予算・予想と実績・実際を纏めて指す際に企業等で利用される略語。予算が未達成の場合など「なぜ未達であったのか」といった要因分析等を含めて予実管理等と呼ばれることが多いと思います。

本ブログでは「こうじゃないかなと思った予想」と「実際どうだったか」を項目ごとに纏めつつ、私の体験からどうやってそのヨジツを乗り越えたか、対策・回避策について書いてゆきたいと思います。

三井ホームは2020年から「憧れを、かたちに」をスローガンとして定めています。私たちの「憧れ」は「かたち」になったのか、そんな意味を込めてタイトルをつけました。

改めて「パース」とは何かご存知でしょうか。注文住宅を建てるととにかく決めることがたくさんあり、途中で「あれ、あそこ何色にしたっけ?」とか「図面でみてもなかなかイメージつかないなぁ」ということがよく起こります。こうした時に利用するのがパース(Perspective:視点、展望等)です。

契約前だとお願いしなくてもハウスメーカーの方が用意をしてくれますが、オシャレな家具や観葉植物、絵画が飾られており、日差しなども再現されているのでイメージしやすく何よりとっても訴求的です。「ああ、こんな感じで色を変えたり配置を変えたりしながらインテリアを決めてゆけるんだなぁ」と思いますよね。

しかし、実はここにヨジツ差があったのです。

予想

モニターを見ながらその場でクロスの色を変えたり、キッチンのタイプを入れ替えてみながらインテリアや外観を決めてゆく

実際

三井ホームのパースソフトは営業など皆さんが携帯しているiPadでは見ることすらできず。分厚いクロスサンプル本や取り寄せた極小のサンプルを見ながら決めてゆくので全体像は最後まで不明(纏めたカラースキーム表はくれる)。パースに関しては、たまにA3に印刷してもらえる程度で、全てを把握しているのはインテリアコーディネーターだけ?

別記事でも書いた通りワガハイは住友林業か三井ホームかというところで考えていました。

住友林業では「予想」に書いたような会議室のモニターを見ながらポリゴンを移動して家中、いや、家の外まで見ることができました。なので、外からの目線みたいなものもよく分かります。

さらに言えば、その場で家具の色や配置を変えてみたりすることもできそうでした(というのは、住友林業の営業の方が操作に慣れていなくて、色がうまく変わらなかったのです。ただ問題なくできそうな雰囲気はありました)。

これだと間違いなく全体感を掴みながらインテリアが決めてゆけますよね。ですが、三井ホームはそうでなかったのです、残念ながら。

もしかするとワガハイの場合だけかもしれないので、断定はできませんが、パースをもらったのは①契約前、②営業担当から、③ICさんから、と3回だけでした。しかも、全て紙。

ワガハイ
ワガハイ

これってここのモニターに映しながら色とかを変えたりできないんですかね??

ICさん
ICさん

いや、私のPCがデスクトップなので持ってこれないんですよね

ワガハイ
ワガハイ

え。。。

令和です。2021年の話です。中々に衝撃的な話に面食らいました。「憧れを、かたちに」を掲げる三井ホームだけあって、憧れにかたちは無いんだ、という主張が込められているのか、設計士・ICに絶対の自信があるのか、どちらにせよ相当に想像力の試される打ち合わせになったなと思っています。

勿論、パースになるのがいいことばかりではありません。不都合な真実がたくさんあります。

  • 色味や質感などが現実のものと合わず、さらには色の間違い等も発生するため、参考程度にしかならない
  • パースのイメージが強すぎて、その色合いで決めてしまう可能性あり
  • 人間の視点とは異なるため、のっぺりとして狭い印象を与えやすく、施主が悲しい気持ちになる
  • 外観であれば雨どいや電柱、隣家などは描かれず&勝手にクルマがBMWにアップグレードされてやたらカッコよく見える(嬉しいけど)
  • ハウスメーカーが作成するのが手間、工数がかかる

重ねて書きますが、パースの訴求力はとても強いです。間取りの打ち合わせは白黒の図面ばかりで行いますので、そんな中でみるカラフルなパースは圧倒的な攻撃力を誇ります。かなり印象的であるのでイメージが焼き付いてしまい、建築後になって「パースと違うじゃん」とクレームになるケースもあるかもしれません。

実際、ワガハイも住友林業に作ってもらったパースでLDKがとても細長く見えて営業と設計士の方に立ってもらって何度も確認しました。分かりやすいようでいて誤解も生みやすいんですよね。

ちなみに、ここまで読んで頂くと「三井ホームでいいのかな‥」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、設計士やICの方がやる気がないわけではありません。その理由がこの写真。

Perspective
リンゴの絵を描いたのはワガハイです
ICさん
ICさん

次の打ち合わせで時間がなくて手書きですみませんが…

ワガハイ
ワガハイ

て、手書きですか!?

玄関のアクセントタイルを検討していたときにICさんが手書きで書き込んでくれたパース。手抜きたっぷりなリンゴの絵を飾ってしまったワガハイの落書きを気にせず、雰囲気がよく伝わるように書いてくれたICさんのタイルへの情熱を感じて採用してしまいました。いや、なんか「この辺にタイルとか…」なんて気軽に言ってすみません。。

今回は「パース」に関する三井ホームのヨジツについてお伝えしました。

上に書いたようにパースがあればいい、というものではありません。パースのデザイン等に引っ張られてしまうのではなく、設計士やICの方を自分たちの方に引っ張り、考えているものを具現化するというのは注文住宅の醍醐味でしょう。まさに「憧れを、かたちに」。そういう意味では三井ホームにパースは不要なのかもしれませんね。

とも思いましたけど、やっぱりパース、見られると嬉しいな。。正直。ワガハイだけかもしれませんが、気になる方は契約前に営業の方に言っておくとよいかもしれません。

ほとんどの人にとって注文住宅を建てるのは初めてで、最初で最後のお買い物です。ぜひ参考になさってください。

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