ハウスメーカーで温度差!?太陽光発電戦略の違い

Solar panel 注文住宅のヨジツ
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こんにちは、三井ホームで40坪2Fリビングの家を建てたワガハイです。

今回は「三井ホームの太陽光発電」のヨジツについて書いてゆきたいと思います。

全住宅義務化という話も国会で議論され始めていますが、これから新築される方は必ず太陽光を載せるか載せないか、載せる場合にはどうするか、ということを決めてゆく必要があります。ただ、太陽光発電単体の話はソーラーパネル設置業者のWebサイトなどでたくさん解説されていますので「元が取れる取れない」というような話ではなくハウスメーカーの戦略についてまず書いてゆきたいと思います。

予実(ヨジツ)とは、予算・予想と実績・実際を纏めて指す際に企業等で利用される略語。予算が未達成の場合など「なぜ未達であったのか」といった要因分析等を含めて予実管理等と呼ばれることが多いと思います。

本ブログでは「こうじゃないかなと思った予想」と「実際どうだったか」を項目ごとに纏めつつ、私の体験からどうやってそのヨジツを乗り越えたか、対策・回避策について書いてゆきたいと思います。

三井ホームは2020年から「憧れを、かたちに」をスローガンとして定めています。私たちの「憧れ」は「かたち」になったのか、そんな意味を込めてタイトルをつけました。

さて皆さんは太陽光発電を検討されていますでしょうか。

こちら単体の費用対効果・メリットデメリットについては他に多く解説記事がありますので細かいことは触れませんが、太陽光発電についてざっくりまとめると以下のようなことになるかなぁと思っています。

  • 太陽光発電で作った電力の使い途は①自家利用と②売電の2つ。売電の場合、太陽光発電導入から10年間は電力会社が比較的高い値段で買取してくれる制度があるが、買取価格は年々下落する傾向(FIT制度)
  • 高い価格を支えているのは広く国民が負担している再生可能エネルギー促進賦課金によるもの。逆に言えば、太陽光をつけていない人たちから太陽光をつけている人に移転が行われており、なんとなく不公平感は感じる。
  • 10年経過すると電力会社は安い値段(卒FIT価格)でしか買い取ってくれなくなる為、ハウスメーカーによってはちょっとだけ上乗せして買い取る制度を設けている会社もある。FIT制度を卒業するということで「卒FIT」対策などと言われる。大手住宅メーカー、余剰電力買取に続々参入=単価、大手電力上回る | 住宅産業新聞 (housenews.jp)
  • 太陽光パネルの設置費用も下落傾向、20年程度の出力保証があるため25年程度は利用できると考えて良い。ただ、パワコンや屋根のメンテ時の追加費用等の追加費用もみておく必要あり。さらには廃棄費用もそれなりに発生する可能性が高い。
  • 屋根一体型太陽光パネルは固定資産税の対象となり費用増。さらにはパワコンの出力が10kwを超える場合も固定資産税増となる(太陽光パネル自体の出力は10kwを超えていてもOK)
  • 太陽光パネル自体は少しでも影ができると出力が大幅に落ちる等の特性あり要注意。
  • 屋根の設置向きで発電量は異なり、南100とすると東西が85程度と言われる。また夏は機器が高温になるため発電量が意外に低い。
  • FIT制度を考慮すると大体自家発電と売電合わせて10年くらいで元を取るようになる模様。
  • 太陽光パネルの大きさは屋根の形による。屋根一面を使える片流れが一番載せやすく40坪で12kw程度、寄棟等であれば北面の屋根には載せられないので40坪でも6kwくらいでした。当然、家の形状等にも影響を受けるのでワガハイの場合でしたが。。

書いているうちに色々思い出してしまい全然ざっくり解説でなくなってきておりますが笑、太陽光発電をめぐる状況というのは以上のようなものになっています。尚、こちらはワガハイ自身が調べたり聞いたりしたものですが最終的には自己責任にてお願いします。ただ論点としては参考になるかと思います。

そんな中ワガハイのスタンスとしては、

ワガハイ
ワガハイ

基本的には太陽光入れたい。なぜなら原子力発電の状況等々も分からない中でこれから電力価格は不明であるのでエクスポージャーを閉じたい(今後の変動リスクを減らしたい)から

と考えていました。さらに、、

ワガハイ
ワガハイ

三井ホームで全館空調入れるなら太陽光発電はマスト。24時間ずっとエアコンつけっぱなしなわけですし。。乾太君入れるからオール電化にはならないのは残念だけど。

ということで太陽光発電推進派でした。ただ、そんなものどのハウスメーカーでも大差ないだろうと思っていたのですが、実はそこにヨジツ差があったのです。

(…今回、この決めゼリフに来るまでだいぶ時間かかりました。。太陽光発電の仕組みをつらつら書きすぎました。。)

予想

太陽光なんてどのハウスメーカーでつけても大体同じ

実際

太陽光に関わる費用はハウスメーカーの戦略次第で異なる。ファクトを押さえて最適なものを選ぶ必要あり。

ハウスメーカーによって太陽光発電に関する取り組みが違うというのは意外に感じられると思います。他のブログ等でもあまり触れられていないように思うのですが、ワガハイが理解する限りハウスメーカーの取り組みは2種類。それがこちら。

①初期費用補助パターン

初期費用がゼロとなる代わりに10年間売電収入は得られない(自家消費はOK)。蓄電池不可などの条件あるだけでなくエネファーム導入や窓・建具導入など条件も付加されるのが普通。

②ランニングコスト補助パターン

卒FIT価格がハウスメーカー毎に優遇単価が設定されておりFIT終了後も売電収入が見込めるのでランニングコストが下がる。

どっちがいいんですかという話なのですが、太陽光発電は10年間で元が取れるという前提をおくと最初の10年は同じ、10年目以降は初期費用補助パターンが通常の卒FIT価格でしか買い取ってもらえないのに対し、ランニングコスト補助パターンは卒FIT価格より(少しだけですが)高い価格で買い取ってもらえるのでその分優位性があります。勿論、10年間で「元が取れる」かどうかは個別のケースによりますのでその点は改めて強調しておきます。

では、どのハウスメーカーがどちらを採用しているかという点ですが、ワガハイが調べた限り、ある程度大手と呼ばれるハウスメーカーの中では三井ホームと三菱地所ホームだけが初期費用補助パターンを採用しており、その他はランニングコスト補助パターンということになりました。

なぜでしょうか。上にも書いた通り、本来であればランニングコスト補助パターンの方が顧客メリットがあるのでそちらを訴求するはずです。三井ホームと三菱地所ホームは何を考えて前者の初期費用補助パターンを選択しているのでしょうか。

と、ここまで2社を考えてゆくと家づくりをされている方なら共通点が思い当たるでしょう。

それは財閥系、、、ということではなくて、といいますが財閥系でもあるのですが、この2社は特に全館空調を売りにしているハウスメーカーなのです。

全館空調についてはまた別途記事にしたいと思いますが、快適な一方で特に初期コストが高いということはみなさんご存知の通りです。機器本体だけで200万円前後、さらにそれに伴う諸コストが発生します。通常のエアコン(10万円)×5台としても50万円ですから差額は150万円程度となり相当の金額になってきます。

これを売ってゆくとするとどうしたって初期費用を下げて見せたいとなります。いかに全館空調が快適だと言っても他社比較で150万円違っていたら土俵に上がらない可能性すらあります。そうしたことを避けるためにこの2社はあえて初期費用補助パターンを選択しているのだとワガハイは推測しています。

さらに全館空調と太陽光発電は相性が良いので同時導入を顧客に勧めてゆくというのはこの2社にとって自然な流れです。

ここまで読まれるとワガハイもその戦略にきっちり乗ったなと思われるかもしれません。ハイ、その通りです!ただ、一つ付け加えるなら両社とも不動産デベロッパーを親会社とする財閥系であり(ここで伏線を回収して、、と笑)、これからESG/SDGsといった目標に注力してゆく中でランニングコスト補助パターンも追加される可能性が高いのではないかと考えました。まず手前のメリットから確実にとってゆくというのは基本戦略でもありますしね。

今回は太陽光発電のヨジツからハウスメーカーの太陽光に対する取り組みの違いを記事にしました。少し長くなりましたので、三井ホームの太陽光発電の仕組みについては次の記事で書いてゆきたいと思います。

また今回の記事は全て調べ切ったというものでもなくwebを中心に確認した程度なので加筆訂正あれば是非ご連絡頂けますと幸いです。

ほとんどの人にとって注文住宅を建てるのは初めてで、最初で最後のお買い物です。ぜひ参考になさってください。

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