【コラム】C値信仰は本当か。実は特殊環境下での外れ値では?

家づくりコラム
この記事は約6分で読めます。

こんにちは、三井ホームで40坪2Fリビングの家を建てたワガハイです。

今日はC値について書きたいと思います。ただまだワガハイの家のC値も分かっていませんし、実はまだ計測をするかも決めていないのでヨジツ差というとよく分からないのでコラムで書いてゆきます。

さてC値に入る前にですが、ハウスメーカーを選ぶ際に数字ってどれくらい確認されましたでしょうか。個人としては最大の購買と言ってもいい住宅です。もし企業の調達部門であればその企業最大となる資産購入において試算評価は極めて重要ですので、相見積やデューデリジェンスなど数字まみれになってもおかしくない話ですよね。

ただワガハイも含めてそのような評価をしている人はどちらかと言うと少数派なのではないかと思います。なんとかパネルとかプレミアムとかぐるりんとかイメージ重視の耳障りの良い言葉で包まれて中々住宅の性能というのは難しいものですし、さらに言うと数字化できるもの自体が少ないのです。

そんな悩める子羊が必ず出会うのがUa値、Q値、C値の3つの指標。そして虜にされるのです笑

それぞれの計算式は様々なWebサイトで解説されているので詳しく述べませんが、Ua値とQ値は図面や素材から計算できる一方でC値は現場で計測する必要があります。そういう意味でUa値とQ値についてはハウスメーカーを選択し、間取りを作った段階で時点である程度決まってしまいます。勿論断熱材をより良いものにアップグレードするなどすれば向上させることができますが、ただでさえ色々なところにお金を使う家づくりでそこまで検討できるかは微妙です。

そしてUa値、Q値ですが各家の面積や形状などによって有利不利が出てくるというなんとも標準化しづらい指標になっています。例えば単位面積当たりの数値を出すために面積で割るということをするわけですけれども、同じ面積であっても正方形なのか、中庭を囲むような口の字側なのか、それとももう渦巻き型の家なのか(そんなのないか)で計算上の数値は同じであっても体感は変わってくるというのはイメージしやすいと思います。

そうするとせっかくすがった数字でもどうもUa値、Q値あたりは頼りなく見えてきます。家の形は全く同じということはありませんし、それこそ三井ホームや住友林業など提案力があるといわれているメーカーほど形が複雑になったりしますのである意味ごまかされやすいとすら言えます。

そうなると俄然光輝いて見えてくるのがC値です。

C値は家の開口部をふさいだ上で空気の流れをみて現場で計測するものですから各家の個別事情をしっかり反映する数値です。なので、C値って万能に見えてきてしまいます。値自体はどれくらい隙間があるかを数値化するわけですが、そりゃ隙間がない方がいいですし、なんといっても分かりやすい。C値自体は小さい方がよいという数値になりますが、1を切らなきゃいけないとか0.5だとか語り出したらC値信者の出来上がりです。

値の目安としてよく言われるのはC値=1を目指しましょうというもの。C値=1は家全体でハガキ一枚分の隙間がある程度ということになります。そしてハウスメーカーのパンフレットなどを見れば昔の家はハガキ5枚分の隙間が空いていたなんて記載がありますので、

ワガハイ
ワガハイ

C値が1と5では5倍も差があるんだ、それは5倍も差があるなんて大きな違いだ。。

と思ってしまいます。というか思ってました笑。ちなみにC値=5というのは昔の基準ですので今の家は2とか3くらいにはなるんじゃないでしょうか、というざっくりしたイメージです。ただ、仮にC値=2だとしても1と比べたら2倍、また性能を謳う一条工務店などはC値=0.5以下などの数値を叩き出していますので4倍の差があるのかぁ、と思ってしまいますよね。

ただ、実際に家で生活するうえでは4倍、5倍ということにはなりません。この点について書いているブログやWebサイトがあまり無いように感じるのですが、まずC値の計測方法は上に書いた通り家の開口部をすべてふさいだ上で計測を行います。

開口部というと窓や換気扇ということになりますが、まぁ窓はふさぐというのは分かりますよね。冷暖房をする際に窓を開けっぱなしでクーラーを入れる人は(たぶん)居ません。なので実際の利用シーンと同じ条件になっていると言えます。

一方の換気扇はどうでしょうか?暖房を入れる時に換気扇をふさぐ方もまた(たぶん)居ないはずです。他の開口部としては換気設備がありますが、こちらについても殆ど同じではないでしょうか。高層マンションや風の強い地域で一時的に換気を弱めるということはあるかもしれませんが、常にふさぐという方はいないのではないかと思います。

といったことを考えると実際の利用シーンではふさいでいない穴をふさいだ上で計測している値がC値ということになりますね。いわば外れ値、異常値ともいえるわけですが、その大きさというのはどれくらいなんでしょうか。

ワガハイの家を例にとると換気扇だけで5つ設置されていることが分かります。場所は、キッチン・お風呂・トイレ(1F)・トイレ(2F)・玄関横収納です。一つの換気扇の大きさを仮にハガキ半分の大きさだと仮定します。その場合、5つの換気扇合計でハガキ2.5枚分の隙間が空いていることになるわけです。

そうすると家自体はハガキ1枚分の隙間しか空いていない、つまりC値=1の場合でも換気扇を考えるとハガキ3.5枚分(=家1枚分+換気扇2.5枚分)の隙間になってしまいます。一方で、家自体でハガキ3枚分の隙間が空いてしまっているC値=3の状態ではハガキ5.5枚分(=家3枚分+換気扇2.5枚分)になります。

気付かれましたでしょうか。

C値だけを比較すると3倍もの差があったのに実際の利用シーンを考慮すればいつの間にか1.57倍へと大分差が縮小しています。さらにここに換気設備を加えるともう少し大きな差になるかもしれません。このあたりは換気設備のタイプにもよるでしょうし、そもそも換気扇の数や換気扇1個当たりの開口部面積の設定によるかもしれませんが、C値だけを単純比較して何倍ということを話す意味はないことが分かっていただけたかと思います。

ただ一方でC値に意味がないわけではありません。大工さんたちも隙間を開けたいと思って開けているわけではありませんから、C値が高いということは施工の精度が高い証明の一つと考えてよいはずですし、C値だけの単純比較は無意味といっても値が小さいことがよいことであることに間違いはありません。

ただ、C値の測定方法は実際に利用する環境とは異なる特殊環境下での計測になるため実利用環境に合わせるとどうなるかということを踏まえて判断しないといけないのです。

ちなみに三井ホームの営業さんからは

ワガハイ
ワガハイ

C値とかってどうなんですかね…

三井ホーム<br>営業さん
三井ホーム
営業さん

うーーーん、値としてはそうなんですが、特にお客様から三井ホームレベルのC値で問題があるというようなクレームも頂いていませんし。。

というようなコメントで終わってしまったのですが、このブログみたいに説明してよと今では思います笑。

こちらの記載内容は素人である私の推測ですので設定面積の置き方などには多少問題があるかもしれませんが、全体的な考え方としては間違いないのではないかなと思っています。それがゆえに、三井ホーム営業さんも「特にクレーム来てないんだけどなぁ。。。」とC値信仰と肌感覚のずれを感じているようにも思います。

ほとんどの人にとって注文住宅を建てるのは初めてで、最初で最後のお買い物です。ぜひ参考になさってください。

宜しければポチッとお願いします!
ブログランキング・にほんブログ村へ
ポチッとお願いします!
ブログランキング・にほんブログ村へ
PVアクセスランキング にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
家づくりコラム
憧れは、かたちになったのか – 三井ホームで40坪2Fリビングの注文住宅を建てる –

コメント

タイトルとURLをコピーしました